ステンレス(SUS)
ステンレス(SUS)の成分
ステンレス鋼(SUS)は、耐食性を向上させる目的で、CrまたはCrとNiを含有させた合金鋼で、一般的にはCr含有量が約11%以上の鋼のことを言います。
ステンレス(SUS303、SUS304、SUS316、SUS316L、SUS420、SUS430、SUS440、SUS440C、SUS630)
ステンレス(SUS)の用いられる業界
ステンレス鋼(SUS)は、普通鋼に比べ耐食性をはじめとして耐酸化性、耐熱性などにも優れており、その用途は食器、厨房用品、土木・建築材料、医療機器、航空部品などとあらゆる分野で使用され非常に広範囲である。
ステンレス(SUS)の特性
しかし、その優れた特性が切削加工においてはむしろ不利作用し、工具寿命を低下させる。その要因としては、普通鋼に比べてステンレス鋼の熱伝導率が低いことが挙げられ、このことから切削時の局部的な塑性変形で生じる切削熱がせん断面に集中し刃先温度がより高温となり磨耗が進行する。ステンレス鋼は、一般的に普通鋼に比べて熱伝導率が低く、延性が大きく、加工硬化率が高いです。そのために、工具寿命が短く、切りくずが硬く破砕されにくいなどの理由により切削加工が難しいとされています。
ステンレス(SUS)の加工技術情報
ステンレス(SUS)加工事例
ノズル(SUS)
SUS316Lφ70×88キャップ(SUS)
SUS306φ40×60繊維ケーシング(SUS)
SUS304φ100×180シャフトノズル(SUS)
SUS304φ93×350プッシャー(SUS)
SUS304508×15×6偏心受台(SUS)
SUS440Cφ120×8